形から入る神絵師2017年版
この記事は神絵師 Advent Calendar 2016 - Adventarの25日目を飾るにふさわしい記事です。
メリークリスマス！神絵師歴２ヶ月の神絵師です。 神絵師のみなさま、今年もクリスマスがやってきましたね。 冬コミ原稿の進捗はどうですか？ 我らのサークルは割り増しに割り増しを重ねた料金で先ほど入稿を済ませました。 印刷、間に合うといいですね。
神絵師じゃないみなさま、来年こそは神絵師の仲間入りを果たしたいと思いませんか？ 思いますよね！ そんなあなたに、形から入る神絵師のなり方を伝授いたします！
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神絵師入門グッズ
まずは金にものを言わせていいグッズを揃えましょう。
ペン
神絵師になるには何においてもまずは紙に描くことから。 シャープペンを揃えましょう。 個人的に、スリーブが伸びていて、ペン先の落ちる場所が確実に目視できる製図ペンタイプのシャープペンがすきです。 製図用ペンはペンの重さや芯の太さ違いで7本持っていますが、ここ最近は軽量タイプのものをよく使います。 軽量タイプのものでオススメの2つを紹介します。
ぺんてる グラフギア500
日本ブランドのぺんてるから製図ペンシリーズとして展開されているグラフギア。 その中でも軽量でかつ参考価格500円と低価格で購入できる、グラフギア500を最近は愛用しています。 軸の持ち味は他の高価な製図用シャープペンシルと変わらず、滑ることのないしっかりとした凹凸のついたものとなっています。 Amazonでは参考価格より大幅に安く販売されているため、神絵師入門として買っておいて損はないでしょう。買いましょう。
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STAEDTLER 925
製品紹介（Products）：製図用シャープペンシル | STAEDTLER Japan website!
ドイツブランドのSTAEDTLERもぺんてるに引けを取らず、数多くの製図ペンシリーズをSTAEDTLER 925として販売しています。 925シリーズは大好きで、重さや芯の太さ違いで4本持っています。 昔はよく重みのある925 25シルバーシリーズを利用していましたが、ここ数ヶ月はグラフギアと同位置に置かれる無印925を使うようになりました。 価格も同程度でペン先の見通しも大きな違いはないため、軸の持ち手の好みに合わせ、グラフギア500かSTAEDTLER 925を択一で選択するのがよいのではないでしょうか。
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タブレット
紙絵師としての成長を感じたら次はデジタル神絵師になりましょう。 本物の神絵師たちはWacomのペンタブを買っているようですが、私の場合は違います。
— 入稿完了：3日目東v-14a (@mzyy94) 2016年5月18日
iPad Pro
一枚のスーパーコンピュータ。
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iPad ProのためのApple Pencil
おなじみの形が革命を起こします。
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絵を書くだけに留まらず、動画をみたりアプリを作ったりいろいろなことができる点で、神絵師を目指すには近道となること請け負いです。
ソフトウェア
絵を描くためのソフトウェアも必要となります。
Procreate
iPadですらすらと絵をくのにオススメなのが、このProcreate。 イラストを描くのに必要なツールは一通り揃っているほか、Apple Pencilはもちろん、各種筆圧感知スタイラスペンに対応しています。 ペンを使っているときは、指の反応を無効にすることができるほか、 レイヤーを保持したPSD形式で出力できるため、PCやMacで仕上げを行うことができます。
ちなみに記事トップのすてきな画像はProcreateで描いたものです。
CLIP STUDIO PAINT
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神絵師御用達CLIP STUDIO PAINT（通称：クリスタ）です。 CLIP STUDIO PAINTはiPad版が まだ 提供されていないため、 PCやMac版を買います。ちなみにEX版がおすすめです。
Astropad
CLIP STUDIO PAINTを買ったら、次はiPadをMacのペンタブとして使えるようにします。 Macで動作するCLIP STUDIO PAINTをiPadに表示し、Apple Pencilの筆圧がそのまま伝わり滑らかにクリスタでお絵かきができます。 指での誤操作を防止する機能があるのはもちろんのこと、一番のオススメポイントはUSB接続による低遅延描画とペン軌跡表示機能です。 画面転送を行っているで、液タブのようにゼロ遅延で描画はできないのですが、USBによる有線接続によって感じるか感じないかのわずかな遅延に収められています。 また、遅延をさらに感じさせないための工夫として、ペンの軌跡が表示させれる機能があります。
どんな感じなのか描いているときの雰囲気はこんな感じです。
Astropad（https://t.co/rbMoBLgj5U）とクリスタでiPadを液タブ化してみたけどAppleペンシルとの相性最高ですらすら描けて良い pic.twitter.com/P4GG4CiZNN
— 入稿完了：3日目東v-14a (@mzyy94) 2016年8月27日
左に並ぶツールは並び替えが自由で、ショートカットキーがわりあてられるため、次のように設定してiPadのみでのお絵描きができるようにしています。
ただ、Windowsは2016年時点でまだサポートされてません。
Astropad Graphics Tabletを App Store で
SwitchResX
SwitchResX - The Most Versatile Tool For Controlling Screen Resolutions On Your Mac
iPadの解像度は2048x1536のため、AstropadでMacの画面をドットバイドットで全画面表示するためには、macOS側の解像度を2048x1536にする必要があります。 そのために必要なのが、SwitchResXという有償の解像度変更ソフトウェアです。 このソフトウェアで2048x1536のスケール解像度を作成し、メニューからそれを有効にすることで、iPad Pro 9.7インチにドットバイドットで表示させることが可能になります。
Macの種類によってはHiDPIに対応していないので、Quartz Debugを使って有効化する必要があります。
絵の描き方
神絵師たちはみな口を揃えて「まずあたりをつけます。下書きをします。ペン入れをします。完成」 と言っていますが、まったくもってその通りです。
あたりをつける
適当にそれっぽく描きます。
下書きをする
それっぽい線を、よりそれっぽくします。
ペン入れをする
それらしさを上げます。
完成
完成。
原稿の落とし方
神絵師なら誰しも原稿を落としています。 手っ取り早く神絵師になるためには原稿を落とすのが最適解です。 神絵師なので、今回の新刊は原稿を落としそうになりました。 今回の新刊の落ちそうな過程をProcreateとApple Pencilで描きました。 ご覧ください。
まとめ宣伝
締め切りギリッギリまで伸ばしに伸ばして大赤字の新刊ができあがりました。 神絵師のイラストを見ることができます。 3日目東v-14aでお待ちしています！
