えびの水槽引越しと環境整備と飼育について

えびの水槽引越しと環境整備と飼育について

小さくてかわいいピクシーシュリンプ(以下、えび)

かわいいえび特集第2弾です。

2月の寒い時期を乗り越えたえびたちは月が変わり3月に引越しをしました。引越しとともにえびの飼育環境の見直しや飼育設備の調整を行ったので、まとめることにしました。

目次

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  1. えびのお引越し
    1. えびの住環境見直し
      1. 新しい水槽
      2. えびの隠れ家
      3. 水草
        1. Before
        2. After
  2. えび飼育にあったほうがいいもの
    1. 足し水
    2. エビ用のえさ
  3. 小さいえび飼育まとめ

えびのお引越し

この小さなえびは先日紹介したように、小さな瓶に入った状態で購入し、サーバーの中で飼っていました。 しかしサーバーの中は卓上と比べて薄暗く、単方向からしか鑑賞できないので机の上に移動させようと思い、引越しさせることにしました。

えびの住環境見直し

机の上に移動させることを考え始めたとき、小さな瓶に入ったえびたちを見て思うことがいくつかありました。

  • 「狭くないかなぁ」
  • 「ちょっと殺風景だなぁ」
  • 「食べ物とか大丈夫かなぁ」

観賞魚(えび)だとはいえ、一緒に暮らす生き物です。このまま小瓶の中で飼い続けるのはえび達に申し訳なく思い、住環境を見直すことにしました。

新しい水槽

狭さへのストレス増加を危惧し、まずは大きな水槽へと移すことにしました。とは言ったものの、本格的な大きな水槽ではなく、今よりも4ー5倍広いものを想定して入れ物を探してみました。 えびの遊泳を妨げぬように形状は円柱もしくは角丸に限定し、なおかつ高透明度なアクリル製の容器を探していると、無印良品で良さそうなものを発見しました。

アクリルポット 約直径8×高さ11cm

アクリルポット 約直径8×高さ11cm | 無印良品ネットストア

小瓶の4倍程度の大きさで透明度が高く、しっかりとした作りなので、えび水槽としても十分であると思い購入しました。

大きな水槽に移し替えるためには当然追加の水が必要となります。 このえび達は塩分濃度の低い海水、すなわち汽水で生活しているとのことなので、適切な濃度の汽水を用意しないといけません。 Amazon等で売ってる人工海水キットと比重計を買って汽水を作るのが一般的ですが、実はえびの購入時にマイクロウォーターなる専用の追加の汽水をいっしょに買っていたので、それをあたらしい水槽に追加することでより広い空間を泳げるようにしました。

大きな水槽に移すに伴いもう一つ必要となるものが、水槽に敷く砂利です。 えびは水質にとても敏感で、砂利の種類によっては水が弱アルカリ性に傾くことがあるようなので、影響が少ないであろうガラス製の人工砂を購入しました。 水槽に入れてから気づいたのですが、赤色の砂はえびの色とかぶってしまい、視認性が落ちます。

クリスタルグラスサンド レッド/クリアー(約60g)

えびの隠れ家

引越しついでに殺風景だった水槽を彩るべくいろいろと必要なものを揃えました。

一番初めに準備したのはえびの隠れ家です。今までの小瓶には枝が1つと藻が1本入っているだけで、おちおちと休まることのできない環境だったので隠れ家を用意してあげようと思い立ちました。 えび用の隠れ家は何種類も売っていたのですが、どれもこの小さなえびには大きすぎるので、稚えび用の隠れ家を購入しました。

稚エビの隠れ家

この隠れ家は明かりが十分にさす作りなので、暗い隠れ家も必要かと思い、エビ土管も購入しました。 これもサイズはいろいろとあったのですが、一番小さいものを選択しました。

エビ土管 Sタイプ 5本入り

水草

殺風景だった水槽も隠れ家によってだいぶ賑やかになってきました。 このえびはコケや藻やバクテリアを食して生きているとのことですが、瓶には目に見えないほど小さな藻が入っているだけだったので、彩りも兼ねてウィローモスを追加しました。 餌にも足場にもなる優秀な水草です。

ウィローモス

ウィローモスだけでも良かったのですが、アクアリウムショップに立ち寄った時に耐塩性マングローブの一種であるメヒルギを見つけたのでこれも購入し、水槽へと入れることにしました。

メヒルギ

物がそろったらいざ引越しです。小瓶内の水温と新しい水槽の水温がほぼ同じになるよう調節して、お互いの水をピペットで交換しつつ水質を近くしていき、水の準備をします。 そして、えびを瓶の中になだらかに流し込んであげて、引越しは完了です。

Before

before

After

after

えび飼育にあったほうがいいもの

引越しをしてからかれこれ1ヶ月以上元気に育っています。飼育していて、あるとよいと気づいて購入した物がいくつかあったので紹介します。

足し水

密閉容器で飼育しているわけではないので、大気中に水分が蒸発していき水が減っていきます。 小瓶に付属していた飼い方説明書きには、減ってきたら専用のマイクロウォーターを追加してくださいと書いてあったのですが、汽水濃度が上がり続けることが心配になりました。 そこで、人工海水の作成時にも用いられる、海洋深層水をろ過したRO水を購入し、減った時には追加するようにしています。今回購入したRO水はもともと飲料水として販売している物なので、試しにコーヒーを淹れてみた所、すこし香りが増したような味わいになりました。

赤穂化成 純水 2000ml×6本

エビ用のえさ

えび達がウィローモスをつまつましている姿はたいへんかわいらしいのですが、心配性なのでお腹を空かせていないかとても気になりました。 えび用のえさは何十種類もあるのでどれがいいのかさっぱりでしたが、小さい顆粒で水に溶け出しにくい物をあげることにしました。 小さい顆粒と言っても一般的な鑑賞えびから見たら小さいということであって、この子たちには手で持つことができないサイズです。1粒を4つに割ってあげて、週に2回あげるようにしています。えさをあげる際は、食べ終わったらピペットで食べ残しを取り除いてあげないと水質が変化してしまったり、えび達に悪影響を与えかねないので注意が必要です。

ヌマエビの主食

小さいえび飼育まとめ

  • 隠れ家は好みで

えびに隠れ家が必ず必要であるという確たる文献が見つからなかったので、殺風景だなと思ったら入れてあげる程度でいいかと思います。

  • 水草は汽水でも生きる物を

当たり前のことですが、汽水に入れるので淡水でしか生息できない水草は枯れてしまい、水質を悪くし、えびのえさにすらならないのでご注意を。

  • 汽水で生息

汽水の中でも比較的濃度の低い汽水で生活しているようです。また、餌やりしない場合は、水替えやフィルターなしで良いとのことです。人工海水キットで汽水を作る際は比重計とRO水の準備を忘れずに。

  • えさは不要

水槽に張り付いてコケを食べたり水草をつまつまする姿が見えるので追加でえさを入れなくても元気です。どうしても食べさせてあげたい時は小さめの物を。また、残飯を確実に回収すること。

  • 水温は22℃前後

15℃以下30℃以上は生き辛いとのことなので、間をとって22℃を目標として飼育しています。今の所元気な姿が伺えます。

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