自宅サーバーを増やした

自宅サーバーを増やした

増税前のPCパーツ買いだめイベントに便乗して、3月中に自宅サーバーを増設しました。 どんな構成で組み立てたのかの紹介になります。

目次

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  1. パーツ選定
    1. CPU
    2. MB
    3. DRAM
    4. Storage
    5. その他パーツ
  2. 組み立て
    1. ケースの整備
    2. パーツ組み込み
    3. 設置
  3. 費用

パーツ選定

CPU

「サーバー向けならXeonっしょ。」と各所で言われているので、Xeonにしました。 用途としては、CIサーバーが主で、適当な仮想マシンインスタンスを作っては遊び、追加していくという将来を見据えて、Intel Xeon E3-1245 v3にしました。

プロセッサーIntel Xeon E3-1245 v3
動作周波数3.4 GHz
TB時周波数3.8 GHz
キャッシュ8 MB
最大 TDP84 W

動作周波数3.4GHzあれば10個ほど仮想マシン立ち上げても大丈夫でしょう。

MB

自宅に転がっているPCケースがどれもMini-ITX向けのものなので、Mini-ITXにします。Xeon対応を謳っているマザーボードは少なく、Mini-ITXに限定してしまうと片手で数えきれるほどしか候補がありません。 サーバー向けチップセットを載せたASUSのP9D-Iが購入時時点のXeon向けMini-ITXマザーボードとしては最上位であるものの、予算オーバーしてしまうので、今回は見送りました。 残る選択肢はGIGABYTEかASRockのほぼ二択となり、両者の違いはeSATAの有無やGbEの数などで、仮想マシンをいくつもたてることを考えると、二つGbEがあるほうが好ましいということで、GIGABYTEのGA-Z87N-WIFIを購入しました。

DRAM

Xeon向けチップセットを載せたマザーボードを選んでいれば、ECC付きのメモリで長期運用時の信頼性を高めることができるのですが、上記の通り、Z87チップセットを載せたマザーボードを選択したため、特にECCに関してはこだわる必要がありません。 Z87チップセットはDDR3-1333/1600対応のため、たくさんの仮想マシンを支えられるよう、DDR3-1600のもので、16GB(8GB x 2枚)のものを探しました。 相性問題などは特に気にせず、財布と相談しながら予算に合うものを選んだ結果、KingstonのKHX16C10B1K2/16Xの価格が暴落していたのですぐさま購入しました。

Storage

なんでもよかったです。とにかく速いものであれば。 これも、お財布と相談しながらということで、適当に探してSanDiskのSanDisk SSD UltraPlus 128GBにしました。

その他パーツ

増設ということで、旧マシンから流用できるパーツがありません。あまっているパーツは7mm厚120mmファンくらいで、必要なものがいくつもありました。

CPUはバルクで購入したのでファンがついておらず、CPUファンを購入する必要がありました。ケースの高さ制限より、これもまた選択肢が少なく、某所のレビューでよく冷えるとあったので、ScytheのKOZUTIにしました。

CPUファンとの熱伝導のためのグリスは、ファン付属のものでもよかったのですが、どうしても別で買いたかったのでAINEXのシルバーグリスを購入しました。よく冷えそうなので。

あとは、2.5インチSSDを3.5インチに変える、センチュリー 裸族のインナーや、ケースの狂った配線とつなぐためのアイネックス ピン配列交換ケーブルアイネックス コネクタ簡単脱着ケーブルを購入しました。

組み立て

ケースの整備

普通のPCケースならば、パーツをケースに組み込むだけですが、自宅に転がっているというケースがくせ者で、数年前のAcer Aspire H340のものなのです。 このケース、Mini-ITXサイズのマザーボードが組み込まれていたので、一見どのマザーボードでも使えるかと思ったら大間違い。フロントパネルのボタンは効かないわSATAは認識しないわで問題ばかり。このケースを市販されているMini-ITXマザーボードで活用しようと思う方はたくさん居るようで、ウェブに情報はたくさんあります。 今回は、http://z.apps.atjp.jp/memo/h340.htmlを参考にさせていただき、ケースを利用できる状態にしました。

パーツ組み込み

やっと普通のPCケースとして使える状態になったので、組み込みます。 ここからの手順は、ご存知の方多いと思いますので割愛します。

設置

ちゃんとケースに組み込んで所定の位置に設置しました。 ほかのサーバーとおなじ見た目なのでわかりづらいですが、右上のが今回新設したサーバーとなります。 それらに関してはおいおい紹介していきますのでしばしおまちを。

費用

気になるサーバー構築費用です(すべて税込み)。

パーツ購入価格(円)
CPU26800
MB8800
DRAM11151
SSD9790
Fan2880
Grease1140
Mounter891
Cable827

計62,279円で、このサーバーを構築できました。目標としていた8万円を大きく下回り、金銭的にストレージ増設の余地があります。 このサーバーを生かして、今後いろいろと実験していくような記事を書く予定ですので、こう御期待。

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